サンルームで香港フラワーを活けなおしていたカミさんが、「造花にイモムシがついている!」と大声をあげた。

アゲハの幼虫らしく、ちょっと可愛らしい。
プラスチックの造花に虫がつくはずはない。
もしかしたら冗談好きな造花屋さんがイモムシまでつけたのではないかと、触ってみたら、ちゃんと生きている。
動きが鈍いし、糸が繋がっていて落ちないから、ここでサナギになろうとしていたようだ。
カミさんから事情聴取をして、すぐにナゾが解けた。
洗った造花を、柚子の木の下で乾かしたからだ。
柚子の木には、毎日のようにアゲハチョウが産卵に飛んでくる。
イモムシを柚子の木に戻してやって、一件落着。